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[ ニュースなことなど ]

LEDのビームスポット(プロトタイプ)が、来ています。

色の変わるLEDパーライトは、業界にだいぶ浸透してきました。

次は、スポットライトタイプや、ビームスポットタイプが欲しいのではないでしょうか。

知り合いの販売店から、ビームスポットの試作品が来ました。

100wということで期待したのですが、思ったより暗かったです。

実際は30wしかなく、そりゃ暗い訳だ。

要望を出して、次の試作を待っている状態です。

5色のカラーホイールが付いていて、色を変えることができます。

 

劇団から、350wクセノンピンをLEDに改造する依頼がきました。

加熱によってサーモスタットが働いて、本番中に切れてしまうそうです。

今後の運用を考えて、交換ランプの価格は、ものすごく高いですので、この際、LEDに改造したいとのことです。

後ろに見えているのが、今年2月にディナショーで使った、クセノン700w改造200wピンスポットです。

とっくに廃盤になったモデルですが、かつてのベストセラー商品。

価格も、相当高額な商品です。

そのほとんどのパーツを、取り外して破棄するわけですから、もったいないといえば、もったいないことです。

手を付ける前に、照度チェックをします。

上がクセノン、下がクセノン700改造200wLED。

見た目では、LEDの方が明るく見えますが、照度では、クセノンの方が15%ほど明るいです。

色味が、だいぶ違いますね。

ちなみに、LEDの色温度は6500度です。

さ~て

今回は、どのくらいの明るさがでることやら。

下側に36v9.7Aスイッチング電源を付けます。

一次側は200wですが、二次側は約三倍の6Aぐらい流れますので、スイッチング電源も大きくなります。

レンズとアイリス以外のパーツを外した、裸の状態。

とってもシンプルです。

この状態にするのに、半日以上かかりました。

もとの組み立て設計が、けっこう「知恵の輪」状態で、オール分解にしないと、部品が取り外せなかったです。

15cm角の放熱フィンを付け、背面に12cmの12ボルトファン。

200wLED素子は、背面に半端ない熱が出ますので、これだけでは足りません。

あと二つのファンを付けます。

最初から付いていたブロアーの位置を変更して、素子の真下に付けます。

本来の取り付け板を、ブロアーに合わせて切断、本体に取り付け穴をあけ、タップします。

この辺が、現物合わせの難しいところです。

レンズの奥に、LED素子が見えます。

完成、点灯テスト。

照度は、700wクセノン改造のものより10%ほど明るくなりました。

ボルテージを上げれば、クセノンの照度まで上げられるのですが、耐久性を考慮して33vに下げています。

中にこもった熱を逃がすため、上蓋上部に9cmファンも付けています。

重量は、30%以上軽くなっているでしょうか。

正確に測っていませんが。

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